ダイヤブロック DIA DROIDS D-HEADシリーズ

発売: 株式会社 河田
希望小売価格、パーツ数:
DD-01 ディーヘッド 3,480円(パーツ51種 222個)
DD-02 ディーレオン 2,780円(パーツ43種 259個)
DD-03 ディーグラウンド 3,200円(パーツ39種 180個)

対象年齢: 5才以上

ダイヤブロックのDIA DROIDS(ダイヤドロイド) D-HEADシリーズ3機種です。

この製品の特徴は、飛行機や戦車、動物などの形状からロボットに変形できる点です。

また、製品を購入して期間内(2000年9月14日〜11月15日)に応募マークを送付すると、抽選で「ダイヤドロイドオリジナルケース」と、応募者全員に3体合体ドロイド「ギガンティス」の組み立て説明書とスペシャルカードがもらえます。

このシリーズの中心となる、「D-HEAD(ディーヘッド)」についてレビューを行います。

パッケージは日本人向けらしいアニメチックな感じになっています。

パッケージ裏には、製品の設定について述べられています。

「<ダイヤドロイドとは> 世界的ソフトメーカー「KANY」によって作られた電脳空間格闘ゲーム。自分でカスタムしたロボット<ダイヤドロイド>を、電脳仮想空間<D.Dワールド>で操縦して対戦する。パイロットは<D.Dワールド>で実際に<D.D>を操縦している様な感覚を味わうことが出来る。....」

という具合に、ダイヤドロイドは、ゲーム中のバーチャルロボットという、今風の設定になっています。いわゆるバーチャロンやレザリオンのような設定ですね。

ちなみに、ディーヘッドのパイロット、タケルの人物設定も書かれており、「熱血ファイターだが意外に冷静。チームのリーダー」となっています。

それでは、パッケージの中を見てみましょう。

中箱の中に、ブロックの入ったビニール袋などがそのまま入れられていて、パッケージにはあまりお金をかけていないようです。

内容物は、ビニール袋に入ったブロックと、組み立て説明図、データカード、ロボットに貼るシールとなっています。

データカードのような、トレーディングカード的な展開は最近の流行と言えるでしょう。

組立図の表面はこのような感じになっています。

図版は3DCGを使用し、陰影の付いた美しいものです。
前の手順で組み立てたブロックは、目立たない色で表示して、分かりやすく表示しようという姿勢が感じられます。

こちらは裏面です。一番下に、パーツリストが掲載されています。

で、こちらが完成したディーヘッドのドロイドモードです。

斜め後ろから見た図。

ごらんのように、タケルが搭乗しているのが分かります。

しかも、バイクに乗ったままなのです。

結構、格好良いロボットです。しかも、ちゃんと変形します。

それでは、ドロイドモードから、ジェットモードに変形してみましょう。

変形にあたり外す部品は、バイクに乗ったタケルと、股間のブロックだけです。

タケルを降ろして、股のブロックを外します。

黒いブロックが外されたのが分かります。

頭を下げます。

タケルが乗っていた背中の機首部分を持ち上げます。

肩を持ち上げ、機首の側面に合わせます。

腕を下げ、手のひらを外側に向けます。

次に足を左右に開きます。

足を回転させ、つま先を外側に向けます。

腰にあったブースター部分を後ろから機体後部に持ってきて出来上がり。

コックピットにあらためてタケルを搭載します。

ジェットモードの全体図です。

タケルです。

マイナスねじのようになっているパーツが、D-HEADの変形の鍵となるジョイントパーツです。

特に、足の部分片方で3つと、非常に多用しています。

ジョイント部品です。ひとつのパーツで、左右と回転の2自由度あります。

これは、ブースター部のウイングです。ポッチの間に差す形状になっています。

変形が楽しく、フォルムも格好良いので、かなり出来の良いモデルだと思いました。
但し、説明書通りに作るのは意外と難しく、対象が5才以上となっているものの、小学校の低学年などでは、ちょっと厳しいかなと思いました。


2000.10.10 Akihito Fukunishi