「After 5 years」
会期: 2002年10月4日(金)〜30日(水) 11:00〜20:00 (10/27見学)
場所: 丸の内 丸ビル1F、7F

丸ビルにやってきました。東京駅の正面にあります。

関西人としては、丸くないビルを丸ビルと呼ぶのに抵抗があります。
ちなみに大阪のほうはマルビルと表記します。

このビルは7Fまで商業施設が入っていて、上はオフィスになります。

ここで開催されている、未来グッズを集めた展示 「After 5 years」 を見学しに来ました。展示場所は1Fと7Fに分かれています。

由良拓也デザインの6輪自動車「6x4.com」です。

中身ははメルセデスのSmartです。後でパンフレットで6輪と知ったので、 肝心の横からの画像がありません。後輪が4つになります。

詳しくは由良さんのサイト 「ゆらたく屋」をご覧下さい。

背後です。

陸空を走行/飛行できる乗り物「ミラクルビークル」です。 岐阜県工業会 の出展で、以前、テレビ東京のワールドビジネスサテライトで見たことがあります。

熱いおじさん達がまじめに取り組んでいます。最近も1/3の模型による実験が 報道されていました。

木曽の木材も使われているようです。

今回最も見たかった、ポストペットの八谷さんデザインの「エアボードβ」です。 ジェットエンジンで本当に浮上する乗り物です。

詳しくは 八谷さんのページで。

コンソール部分。

羽根。

ペイントは、自転車アパレルなどで有名なバンザイペイントによるもの。

エアボード用の専用のウェアなどもあります。

ユビキタスな医療用の問診ツール「腕時計型ウェアラブルモニター」。 ラピュータをベースにしています。
NPO法人WIN/東京大学/セイコーの研究成果です。

鉄道模型や歯医者さんの画像無線通信でおなじみのRF SYSTEM lab.が研究している、 飲むカメラ「NORIKA3」です。

なんか凄いですね。ミクロの決死圏かマイクロマシンのようです。 来年春からサンプル出荷開始との事。

こんな感じで撮影できます。

科学技術振興事業団らに よる超伝導関連技術の展示。地球儀が浮いてます。

おなじみの早稲田大学のWENDYです。

こちらも早稲田大学の顔ロボット。

こちらも早稲田大学の「枝打ちロボット」です。木に登って枝を払います。

コントローラで操作します。カメラからの映像も届きます。

コントローラが木製なのはご愛嬌。

どういう経緯か知りませんが、岐阜県にWABOT-HOUSEという研究施設が早稲田大学と 岐阜県テクノプラザプロジェクトとの合同で、岐阜県に2001年末に作られたそうです。

早稲田大学のリリース
WABOT-HOUSE研究所

清水建設の宇宙ホテル の客室、1/10模型です。

ぷかーん。

これがホテル全景です。

NPO法人プロサップの「空飛ぶじゅうたん」だそうです。
掲示によると、重力について研究しているところがあり、空飛ぶじゅうたんも 夢ではない...と言いたいようです。

以下、引用
『早坂秀雄氏と竹内栄氏が、東北大学での「右回転ジャイロによる重力減少」に関する実験結果を、Physical Review Lettersに掲載してから13年が経過した。』
『最近では、「循環している磁性流体のトポロジー効果に起因する重力的斥力によって 推進する宇宙船」と題してNASAで公表している。』

7Fです。

いくつか、 エレファントデザインというところが作品を展示していました。

雑誌「BRUTUS」で「空想家電ブルータス館」として連載していたそうです。

これは「Coloron」というリモコンだそうです。

こちらは「エモサレコーダー」という、 聴いたCDのコード番号をサーバに登録するものです。

これは、小松崎茂画伯提案の腕時計型携帯電話だそうです。 「イザ1号・2号」という名前だそうです。

この小さいキーボードは、矢野顕子さん提案のARIGATOXという車の後ろにつけるメッセージ 表示装置のコントローラです。
これを押すと、「Thank you」などの文字が車の後ろに表示されます。

このキモいのは、リモコン操作できるボール型デジカメだそうです。

Walkmanを開発した黒木靖夫さん提案の「PROSPECTA」。ワイヤレスプロジェクター だそうです。(動作しませんので念のため)

セコムの医療用ロボット 「マイスプーン」

ユーリンク というところが出展していた映像が写るテーブル「メディアテーブル」。 もちろん触れると反応します。これは実際に販売しているようです。

NPO法人WIN/東京大学の展示していた「人体内通信デバイス」のイメージ製品。
人体を接触して通信しようというものです。

三菱のウエラブルディスプレイ「SCOPO」。

こちらは産業技術総合研究所の 「Weavy」
同様にウエアラブルなもんです。

科学技術振興事業団、ZMPの 「PINO」、NECの「PaPeRo」も鎮座しております。

富士通オートメーションの市販ロボット「HOAP-1」もおります。

東京工業大学の衝撃を電気エネルギーに変換する素材のデモだそうです。

ツクダオリジナルの「PINO」の玩具も働いております。

これは、リーディング・エッジ・デザインの、 「Tagtype」という 文字入力可能なコントローラです。

ベネッセの「スタディーゲート」という電子教材で実用化されているそうです。

これを見たかった...。 凸版印刷の電子ペーパーです。

凄い技術です。ホントに紙のようです。

お休み中だった東芝のトリロバイト。自己充電の掃除ロボットです。

これは、机の上のガラスの小物入れにアイテムを入れると、それにちなんだ 画像を机に表示するというものです。

日立製作所の「オブジェクトリンク」というもので、小型無線自動認識ICチップ 「ミューチップ(Ho23)」というものがアイテムに埋められているらしい。

あと、このイベントは別に、1Fにある金融情報サービスの ブルームバーグ のショールームが楽しそうでした。

天井まである巨大スクリーンに触れると、様々なインタラクティブな効果が 現われたり、ゲームができたりします。一般の人が沢山遊んでいました。


2002 Akihito Fukunishi